職業訓練の入校のための面接でやってはいけないこと

職業訓練の入校のための面接で、やってはいけないこと、
言ってしまってはNGなことがある。

職業訓練に入校するためには、選考試験と面接があります。選考試験は、過去問などを繰り返し実施し慣れておく必要がある。職業訓練試験問題のサイトに過去問と詳細な解説が記載されているので、このサイトに掲載されている過去問をやっておけば十分です。

問題は、面接の方だ。

面接で何を聞かれるのか?そして、何を応えたらいいのかが分からない。しかし、実は職安の担当者の方に聞けば教えてくる。

職業訓練を受ける場合は、基本的には職安で事前に申し込みをしなければならない。その申し込む際に担当してくれた人に聞けば様々な情報を教えてくれる。

私が話をさせてもらった時は、次の点を気を付けろと言われた。

◎就職する意欲を見せること
職業訓練というのはあくまで就職を手助けするためのスキルを身に着けるところ。単にスキルを身に着けたいからという理由でいくところではない。

よって、職業訓練中も就職活動はする必要があるし、希望の就職先が見つかった場合は、職業訓練を途中退校してでも就職する意欲を見せなければならない。「職業訓練中は勉強に集中したいので、就職活動はしません」、「職業訓練を最後まで受講したいので、就職は訓練終了後に行います」といった返答はNGになるわけです。

◎職業訓練の希望動機を明確に伝える
職業訓練を受講すると、失業保険の給付期間が過ぎても受講修了までは、延長されるという特権がある。残念なことにこれを悪用し、働く意志は無いが失業保険を少しでも長い期間受給するために、この職業訓練を受けようとする人が多くいます。

よって、職安も職業訓練の面接官もこういった人をフィルターかけようとします。その為、前述した通り「就職意欲」「職業訓練の希望動機」は必ずといっていいほど、聞いてきます。

この希望動機をあいまいに応えてしまうと、たとえ自分が就職する意欲があっても、不正受給目的者だと判断される可能性があるので、必ず職業訓練の希望動機は予め考えておき、明確に応えられるようにしておく必要がある。

 この職業訓練が自分の就職にどうしても必要なんだという点が伝えられればいい。

ここで、忘れてはいけないことがある。

職安の人達はあくまで失業者を就職させるというのが真の目的なので、言われる言葉に疑いを持つ必要はない。しかし、職業訓練校の真の目的はあなたが就職することだろうか?

いや、違う。職業訓練校の多くは専門学校などが国に申請し、失業者に対する職業訓練を代行で実施しているのです。そして、国から運営費や補助金をもらっています。こういった職業訓練校の真の目的は、国からもらえる運営費や補助金の獲得で学校の維持、拡大をすることです。学校もビジネスなので当たり前といえば当たり前です。

しかし、職業訓練を受けた受講者の就職率が悪かった場合、その職業訓練校が代行業として役割を果たせてないと国から判断され、補助金のカットや減額対象となる。そこで、職業訓練校も就職意欲の無い人は、就職率の低下につながるので入校させたくないわけです。

よって、上記に記述した就職意欲が重要になるのです。

ただ、よく考えてみてください。確かに就職意欲は重要な要素の1つですが、たとえ就職意欲があっても「あきらかにこいつは就職できないな」と思われるような人は、就職率低下につながるので、選考で落とされる可能性があります。これはあくまで私の推測ですが、真の目的を考えればそうなってしまいますよね?

そこで、面接ではやはりある程度自分はできる人間に思わせることも大切になってきます。

 「言葉遣い」、「話し方」、「髪型」、「服装」、「挨拶」

こういった点にも、しっかり気を配っていく必要があります。

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